Data Recovery Corp.データリカバリー株式会社

「このボリュームは認識可能なシステムではありません。必要なファイルシステムドライバがすべて読み込まれているか、ボリュームが壊れていないか確認してください」とエラーが出る

外付けHDDやその他のストレージデバイスをコンピュータに接続した際、「このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません」というエラーメッセージが表示されることがあります。このメッセージは、接続されたデバイスのファイルシステムがオペレーティングシステム(OS)によって認識できない場合に発生します。本記事では、このような状況に直面した際の対処方法を詳しく解説します。

異なるOS間でのファイルシステムの非互換性

ファイルシステムの違いによる問題

異なるOS間でのファイルシステムの非互換性は一般的な問題です。例えば、Macで使用されるファイルシステム(例:APFSやHFS+)は、Windowsではネイティブにはサポートされていません。その結果、Macでフォーマットされた外付けHDDをWindowsに接続すると、上記のエラーメッセージが表示されることがあります。

ファイルシステムの違いによる問題の対処法

この問題に対処する方法としては、デバイスを両方のOSで認識可能なファイルシステム(例:exFAT)でフォーマットすることが挙げられます。これにより、異なるOS間でのファイル共有が容易になります。

ボリュームの破損や物理的エラー

ボリュームの破損の原因

今まで問題なく使用していたOSで突然上記のエラーが表示される場合、ボリュームの破損や物理的なエラーが発生している可能性があります。これは、不適切な取り扱い、電源の問題、または老朽化などさまざまな要因によって起こり得ます。

ボリューム破損の対処法

このような状況では、ディスクユーティリティやCHKDSKのようなツールを使用してボリュームの修復を試みることができます。しかし、物理的な損傷がある場合はプロのデータ復旧サービスに相談することが最善です。

まとめ

「このボリュームは認識可能なファイルシステムではありません」というエラーメッセージに直面した場合、パニックにならずに落ち着いて対処しましょう。まずはファイルシステムの非互換性が原因でないかを確認し、次にボリュームの破損や物理的なエラーの可能性を検討します。必要に応じて、データ復旧の専門家に相談することも忘れずに。適切な対応を取ることで、多くの場合、データを救出し、デバイスを正常に戻すことが可能です。

通電や再起動を続けるとどうなる?

OSの起動障害や、機器の認識不良を起こしている媒体に、通電や再起動を繰り返すと、次のようなダメージを負う可能性があります。

通電や再起動を続けることにより受けるダメージとは?

不良セクタの拡大

 

不良セクタとは、読み書きができなくなったセクタの事です。データが存在する場所が、ヘッド不良等の理由で不良セクタとなった場合、読み出せるまでリトライしてしまい、不良セクタが拡大してしまうことがあります。

ヘッドクラッシュ

 

HDDは、ヘッド不良、基板不良、モーター不良等、様々な理由で故障しますが、問題がある状態で通電を続けると、一定の浮上率を保って動作するヘッドがディスク面(プラッタ)に触れてしまい、傷がついてしまうことがあります。

データの上書き

 

データの上書きとは、作成したユーザーデータに限りません。OSを起動する途中で行われるシステムデータの上書きや、HDDを管理する情報の上書きなど、再起動を繰り返すことで、意図しない情報の上書きが発生してしまうことがあります。

症状を悪化させない為に

  • 通電しない

 

故障したHDD/SSDに通電を繰り返すと、大きな負荷がかかり、致命的なダメージを負ってしまう可能性があります。最初は軽微なエラーでも、通電を繰り返すごとに、エラーが拡大していく恐れがあります。可能な限り安全な方法で、パソコン本体や、外付けHDD等の障害機器の電源を切ってください。

  • 何度も再起動をしない

 

再起動を繰り返すことで、誤った情報が上書きされ、データ復旧が困難になる場合があります。HDDが問題なくとも、上書きされたデータは復旧ができません。OSが起動しない時に表示される画面のメッセージに従っても、必ずパソコンが立ち上がるという訳ではなく、再起動の過程でデータを消失する可能性があります。

適切な対処が必要です

不具合が発生したとき、[周辺機器を取り外す]、[全ての電源を落とす]、[BIOSの設定を初期化する]、[OSの上書きインストールを試みる]、といった方法で症状が回復する可能性はありますが、その過程でデータを消失する可能性もあります。また、システムドライブのHDD/SSDに物理的問題が発生していると、再起動を何度も試みることによって、症状を悪化させてしまう可能性があります。大切なデータが保存されている場合は、お早めにご相談ください。

データ修復申し込みはこちら

障害に気がついたらすぐにご相談下さいデータは高確率で復元できます!

まずはお気軽にご相談ください。 お問い合わせはこちら
お急ぎの場合はお電話で クイック  復旧ゴー 0800-919-2950
TOP