Data Recovery Corp.データリカバリー株式会社

Bios起動画面で「Verifying DMI Pool Data…」とメッセージが表示され、パソコンが起動できない

Verifying DMI Pool Data…メッセージが出る原因

「Verifying DMI Pool Data…」と表示は、BIOSが起動可能なデータを照合している状況を示します。この表示から先に進めなくなってしまう原因は、BIOSがWindowsを起動するために必要なデータを照合できないことためです。データを照合出来ないケースは多岐にわたります。

HDD内のシステムファイルに問題が発生している場合

何らかの原因で、HDD内のシステムファイルに問題が発生している場合は、起動時にシステムドライブの情報が読み込めません。無理なシャットダウンやPC操作時に固まり再起動を行ったときなど日常の利用時に起きることもあります。どちらにしても内部のシステムファイルの読み書きがうまく行かず問題が起きた場合に、次回以降の起動時に情報がうまく読み込めずこのような動きとなります。

HDD自体に問題が発生している場合

何らかの原因でHDD自体に問題が発生している場合も、当然データを照合出来ませんので本メッセージが表示されることがあります。HDDは消耗品であり、一般的には3年程度の寿命といわれています。HDDへの読み書きを行えば行うほど劣化し、それだけ早く故障する可能性が高まります。先日まで問題なく使えていたのに再起動したら立ち上がらないなんてことも良くあります。通常のPC利用時に起動の際に利用するシステムファイルが破損をした場合は通常利用時にはトラブルに気づくことはなく、いざ次に起動しようとして初めて起動しないというトラブルが起きるためです。

Verifying DMI Pool Data…メッセージへの対処法

対処方法はどこに問題が起きているのかによって異なります。

PCの初期化とOSの再インストール

HDD内のシステムファイルに問題が発生している場合は、システムファイルを復旧することで問題が解決します。多くの場合PCの初期化を行ったりOSを再インストールすることでシステムファイルが初期化されますのでご自身での復旧出来る可能性もございます。

HDDの交換とデータ復旧作業

HDD自体に問題が発生している場合は、HDDを交換するしかありません。HDDは一度壊れた場合、メーカーやパソコン修理業者に依頼したところで物理的に修理をして使えるようにはなりません。新しい別のHDDに交換されます。新しいHDDになることでPCとしては元通り利用できるようになる可能性は高いですが、壊れたHDDに保存されていたデータはそのままでは壊れたHDDに残ったまま誰もアクセス出来ません。その場合は、データ復旧業者に依頼して、壊れたHDDからデータを復旧してもらう作業が必要です。こちらの復旧作業はメーカーやパソコン修理業者では出来ず、データ復旧専門の業者でしか行えませんので依頼先を間違わないように注意が必要です。

起動データを照合中?OSが起動してこないときは

「Verifying DMI Pool Data…」と表示される場合、BIOSが起動可能なデータを照合している状況を示します。この表示から先に進めなくなってしまうのは、BIOSがWindowsを起動するために必要なデータを照合できないことが原因です。何らかの原因で、起動時にシステムドライブの情報が読み込めなかった場合に表示されます。HDD内のシステムファイルに問題が発生しているか、HDD自体に問題が発生している可能性があります。

システムドライブのHDD/SSDに物理的問題が発生している場合は、再起動を何度も試みることによって、症状を悪化させてしまう可能性があります。大切なデータが保存されている場合は、お早めにご相談ください。

通電や再起動を続けるとどうなる?

OSの起動障害や、機器の認識不良を起こしている媒体に、通電や再起動を繰り返すと、次のようなダメージを負う可能性があります。

通電や再起動を続けることにより受けるダメージとは?

不良セクタの拡大

不良セクタとは、読み書きができなくなったセクタの事です。データが存在する場所が、ヘッド不良等の理由で不良セクタとなった場合、読み出せるまでリトライしてしまい、不良セクタが拡大してしまうことがあります。

ヘッドクラッシュ

HDDは、ヘッド不良、基板不良、モーター不良等、様々な理由で故障しますが、問題がある状態で通電を続けると、一定の浮上率を保って動作するヘッドがディスク面(プラッタ)に触れてしまい、傷がついてしまうことがあります。

データの上書き

データの上書きとは、作成したユーザーデータに限りません。OSを起動する途中で行われるシステムデータの上書きや、HDDを管理する情報の上書きなど、再起動を繰り返すことで、意図しない情報の上書きが発生してしまうことがあります。

症状を悪化させない為に

  1. 通電しない
  2. 故障したHDD/SSDに通電を繰り返すと、大きな負荷がかかり、致命的なダメージを負ってしまう可能性があります。最初は軽微なエラーでも、通電を繰り返すごとに、エラーが拡大していく恐れがあります。可能な限り安全な方法で、パソコン本体や、外付けHDD等の障害機器の電源を切ってください。

  3. 何度も再起動をしない
  4. 再起動を繰り返すことで、誤った情報が上書きされ、データ復旧が困難になる場合があります。HDDが問題なくとも、上書きされたデータは復旧ができません。OSが起動しない時に表示される画面のメッセージに従っても、必ずパソコンが立ち上がるという訳ではなく、再起動の過程でデータを消失する可能性があります。

適切な対処が必要です

不具合が発生したとき、[周辺機器を取り外す]、[全ての電源を落とす]、[BIOSの設定を初期化する]、[OSの上書きインストールを試みる]、といった方法で症状が回復する可能性はありますが、その過程でデータを消失する可能性もあります。また、システムドライブのHDD/SSDに物理的問題が発生していると、再起動を何度も試みることによって、症状を悪化させてしまう可能性があります。大切なデータが保存されている場合は、お早めにご相談ください。

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