Data Recovery Corp.データリカバリー株式会社

BIOSは立ち上がるが、OSが立ち上がらない。

BIOSは立ち上がるがOSが立ち上がらない原因

BIOSまでは立ち上がるのに、OSが立ち上がらない原因は複数考えられます。

原因1、BIOSの設定変更に問題がある

トラブルの前にBIOSの設定変更などを行っていた場合は、設定変更によってトラブルが起きたことが想定されます。設定を戻すか、設定内容に誤りがないかを再度確認しましょう

原因2,HDD/SSDに物理的障害が発生している

OSは一般的にシステムドライブであるHDDやSSDに格納されているケースが多いため、BIOS起動後はHDDやSSDにアクセスし、OSを起動するという動作をします。BIOSが立ち上がるのにOSが起動しないということは、OSが格納されているHDDやSSD側に物理的な障害が発生しており、HDDやSSDの中のOSをうまく読み込むことが出来ない状態になっていることが考えられます。

原因3,OS自体に障害が発生している

通常PCを利用している場合は、一般的にOSが起動しており正常動作しています。しかし、操作中のフリーズや高負荷な処理の途中でバッテリー切れなど、使用中に正常なシャットダウンが行いないことはあります。そういった場合などにOSがクラッシュしてしまい、その後再起動ができなくなるケースは少なくありません。

BIOSは立ち上がるがOSが立ち上がらない場合の対処手順

対処を行う際にはやみくもに操作したり、焦っていろんなところをいじるのではなく、適切な手順を踏み対処することが重要です。

手順1、自己都合の設定ミスなどではないかを確認する

まずは原因1のような自分の操作などを疑ってみましょう。OSの設定変更等の心当たりがある場合はそちらの対処を行うことで問題が解決できます。

手順2、セーフモードで起動してバックアップを取る

次にセーフモードで起動ができるかを確認し、起動可能な場合は、必ずバックアップを取ってください。

手順3、HDDやSSDの物理障害か、OS障害かを切り分ける。

物理障害かOS障害かを切り分けるのが効果的です。切り分けるために最も容易な方法は、PCからHDDまたはSSDを取り外し、別のPCに外付けとしてUSB等で接続してみることです。別のPCでHDDやSSDをきちんと認識し、HDDやSSDの中のデータにアクセスが可能ならHDDやSSDは物理障害を起こしていないと判断できます。これで物理障害かOS障害かを切り分けられます。注意点は、万が一物理障害が発生している場合は、この切り分けを行わずに再起動を何度も試みたりやみくもな操作をすることで物理障害の症状を悪化させてしまう可能性があることです。障害が起きているHDDやSSDの中のデータが必要ないものであれば特に意識しなくても良いかもしれませんが、中のデータが必要な場合は中のデータを失うリスクがあります。そのため、必ずこの手順3を行うことをおススメします。

手順4、物理障害、OS障害それぞれ事に対処する。

通常HDDやSSDの物理障害はパーツ等を交換して再利用が可能な状態には出来ませんので、物理障害の場合は別のHDDやSSDを購入して新たにOSをインストールしたのちに再度利用できるようにする対処が必要です。物理障害が起きてしまったHDDやSSDの中にしか入っていなかったデータはそのままでは取り出せませんので、中のデータが必要な方は当社のようなデータ復旧業者に依頼をしましょう。 OS障害の場合は、新しいOSを用意し、HDDやSSDにOSを入れなおすなどで度利用できるようにする対処が必要です。

対処の際の注意点

手順3でも述べた通り、HDDやSSDに物理障害が発生している場合、正しい対処手順を踏まないと中の大切なデータを失うリスクがあります。中のデータをバックアップできていない、重要なデータが入っている、という方は、上記手順に従い対処を行い、万が一物理障害の可能性がある場合は、お早めにデータ復旧専門業者にご相談ください。

当社データリカバリー株式会社で無料調査を行えます。お気軽にこちらよりご相談ください。

通電や再起動を続けるとどうなる?

OSの起動障害や、機器の認識不良を起こしている媒体に、通電や再起動を繰り返すと、次のようなダメージを負う可能性があります。

通電や再起動を続けることにより受けるダメージとは?

不良セクタの拡大

  不良セクタとは、読み書きができなくなったセクタの事です。データが存在する場所が、ヘッド不良等の理由で不良セクタとなった場合、読み出せるまでリトライしてしまい、不良セクタが拡大してしまうことがあります。

ヘッドクラッシュ

  HDDは、ヘッド不良、基板不良、モーター不良等、様々な理由で故障しますが、問題がある状態で通電を続けると、一定の浮上率を保って動作するヘッドがディスク面(プラッタ)に触れてしまい、傷がついてしまうことがあります。

データの上書き

  データの上書きとは、作成したユーザーデータに限りません。OSを起動する途中で行われるシステムデータの上書きや、HDDを管理する情報の上書きなど、再起動を繰り返すことで、意図しない情報の上書きが発生してしまうことがあります。

症状を悪化させない為に

  • 通電しない
 

故障したHDD/SSDに通電を繰り返すと、大きな負荷がかかり、致命的なダメージを負ってしまう可能性があります。最初は軽微なエラーでも、通電を繰り返すごとに、エラーが拡大していく恐れがあります。可能な限り安全な方法で、パソコン本体や、外付けHDD等の障害機器の電源を切ってください。

  • 何度も再起動をしない
 

再起動を繰り返すことで、誤った情報が上書きされ、データ復旧が困難になる場合があります。HDDが問題なくとも、上書きされたデータは復旧ができません。OSが起動しない時に表示される画面のメッセージに従っても、必ずパソコンが立ち上がるという訳ではなく、再起動の過程でデータを消失する可能性があります。

適切な対処が必要です

不具合が発生したとき、[周辺機器を取り外す]、[全ての電源を落とす]、[BIOSの設定を初期化する]、[OSの上書きインストールを試みる]、といった方法で症状が回復する可能性はありますが、その過程でデータを消失する可能性もあります。また、システムドライブのHDD/SSDに物理的問題が発生していると、再起動を何度も試みることによって、症状を悪化させてしまう可能性があります。大切なデータが保存されている場合は、お早めにご相談ください。

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